カナダへ親子留学できた秘訣

留学

余計なことは考えない

私はカナダに、息子と親子留学でやって来ました。
ホイッと、軽快な感じで、サクッとやって来ました。

実は、これこそがカナダへ親子留学できた秘訣です。

もう少しわかりやすく言うと【余計なことは考えない】ということです。

秘訣は、ものすごくシンプルです。ですが、これがなかなか難しい…。なぜか??
ほとんどの人が「行けない理由」を考えるからです。
例えば以下のような感じです。

  • お金がない
  • 治安が不安
  • 言葉ができない
  • 医療事情が心配
  • 馴染めなかったらどうするか
  • 友達ができなかったらどうするか
  • 何も得られずに帰国することになったらどうするか etc.

このように、考え出したら湯水のように次から次へと出てきます。これでは、当然行く気も薄れてしまいます。

とは言え、実際は論理的に行けるかどうかは考えなければなりません。ここで言う論理的とは、以下のようなことです。

  • 資金の確保
  • ビザの有無や取得方法
  • 最低限の治安や住む場所の情報 など

資金の確保は必要です。借金してまで行ったり、無理をしたが故に海外での生活が苦しい、では成り立ちません。
渡航する国への入国や滞在条件などは、しっかりと調べる必要があります。知らなかった、では済まないことがあるので注意しなければなりません。
最低限の治安や住む場所の情報は、特にお子さんと一緒に来る場合は重要です。慣れない環境に来て休まらない空間にずっと晒されては、心身が安全ではいられません。

必要最低限のことは調べたり、準備する必要はありますが、行けない理由をいくらでも考えてしまう場合、本当の問題点はそこにはなく、心の問題であることがほとんどです。

ですので、一番の秘訣はやはり【余計なことは考えない】という点になります。

渡航の理由は??目的は何??

それから、みなさん渡航の理由や目的を過剰に気にし過ぎる傾向があります。
例えば、海外の大学で勉強して博士号を取りたいとか、現地採用で働いて両国の架け橋になりたいとか、明確な理由がある場合もありますよね。それはすごくすごく素晴らしいことなので、そのまま持ち続けていいと思います。

しかし、「教育のため」や「日本よりいいと思って」など、抽象的な理由を意識し過ぎると、「何のために来たのかわからない」「何やってるんだろう」という錯覚に陥ってしまうケースが出てきてしまいます。

『現状からより良い未来を求めて』にだけフォーカスが集まってしまわない方が、楽に生活できます。

我が家の場合、きっかけは息子が東京オリンピックを見ていて「カナダに行きたい」と言ったことでした。
これは、明確な理由は何もありません。ただのインスピレーションです。語学を学びたいとか、異文化に触れたいとか、日本を脱出したいとか、少なくとも意識下においては全く何もありませんでした。

このように何も期待せずに来てみただけなので、自由がききます。
来て生活してみたものの、合わなければいつ帰国してもいい、語学が身に付かずに帰国することになってもいい、居続けたければそれなりに努力をしてみてもいい、目標が見つかれば没頭してもいい…などなど、どうにでも転がれます。

「来てみたいから来てみた」という理由が最強な気がしています。「あ、違った、帰ろ」や「もう満足したから帰ろ」「楽しいからもっといたい」など、選択の範囲が広く自由度も高いですよね。
ですが、例えば「英語を身につけるため」とフォーカスし過ぎると「どうしよう…さほど身についてる気がしない」「身につくまで帰れない…」などと、自分自身を狭い範疇に縛り付けてしまう要素が強くなってしまい、苦しんでしまうこともあります。

実は、海外に来るかたは、鬱や鬱傾向になってしまう人もたくさんいるのです。
「こうでなきゃだめ!」という縛りを自分自身で持ち過ぎると、海外生活はかなり大変化してしまいます。

「へー、こういうもんかぁ」と思える人は、なんてことなく海外でもやっていけます。
ですので、渡航の理由や目的は、一部の場合を除いてあまり重要視しなくていいと考えています。

マインドセット9割と実行力1割って!?

このように、留学できるかできないか(海外生活ができるかどうか)は、まずはほとんどの場合、適切なマインドセットがなされていれば、何の問題もなく留学できます。こういうと、「気持ちの問題ではなく、お金がない」という人がいますが、これもマインドセットが適切でない場合によく起こります。本当に行きたければ、お金を貯めればいいですし、貯金していて持っているのに出せない人も多いのが現状です。すぐにお金のせいにしてしまう人は、お金に対する脳のバグを修正するのが早いですし、人生がより楽しくなる方向へと進みます。

お金に価値があると考えている人が多いのですが、お金そのものに価値はなく、使い方によって価値が生まれるのです。自分にとって価値を生む使い方をする、というのが正しいお金の使い方です。
例えば、高級カフェのコーヒーが飲みたいのに、安いコーヒーで代用するようなお金の使い方をすると、最終的には満たされないので、価値が生まれません。ですが、飲みたいコーヒーを飲めば、幸せな気持ちになりますよね。安いコーヒーで得られなかった価値を生みます。安いコーヒーを否定しているわけではなく、飲みたいものを飲むのが一番心身の栄養になる、という話です。もちろん、安いコーヒーが一番満たされるのであれば、それもOKです。数百円奮発しても破産しませんし、自分が本当に喜ぶことを堂々としてあげられることに価値があると考えています。

ですので、あとは実行力1割が大事です。
マインドセットに行動を加えるだけです。せっかくマインドが整っても、一歩を実際に踏み出さなければ、何も現状と変わりません。今の状態に満足していないのであれば、今までとは違う行動が必要です。同じことをしていては、新たな道は拓けないからです。

これは、勇気や自信ではありません。
直感に従ってやってみるだけです。直感に従う=余計なことは考えない、ですね。

留学したい人、海外で生活してみたい人が、心身健やかに楽しく生活を満喫できる秘訣についてお話しました。

では、また!

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